美術館と宮殿

アントニアーノ博物館（Museu Antoniano）
カテドラルのそばにあるアントニアーノ博物館は、「リスボンの聖アントニオ」にまつわる品々を所蔵・展示している博物館で、聖アントニオ生誕の場所と信じられている建物を使用しています。この聖人は、亡くなった場所であるイタリアの街の名前から「パドヴァの聖アントニオ」とも呼ばれています。

この博物館には、聖アントニオやその生涯を描いたさまざまな彫刻、版画、絵画、陶磁器に加え、聖アントニオ崇拝に関する儀式に用いる道具や、文献一覧があります。

博物館の隣には、サント・アントニオ教会（Igreja de Santo António）があり、その前には聖アントニオをたたえる記念像が立っています。これらはすべて民間信仰の対象となっており、特に6月のフェスティバルシーズンには、聖アントニオの誕生日でありリスボン市内では祭日となっている6月13日を中心に、多くの人が集まります。