場所

アルペドリーニャ
ガルドゥーニャ山脈（Serra da Gardunha）の南側斜面にあり、冬の寒風から守られているアルペドリーニャ（Alpedrinha）では、旅行客はきれいな澄み切った空気を満喫することができます。

古代ローマ人はこの村をペトラティニア（Petratinia）と呼びましたが、アルペドリーニャの1つの通りから始まり、未だ不明の目的地まで続く不思議なトンネルの秘密を持ち去ったものと思われます。なぜなら、発掘を行えば家々の安全性を危険にさらすおそれがあるからです。

ナポレオン軍は村を容赦なく破壊しましたが、アルペドリーニャの絵のように美しく、狭い通りには、庭園や果樹園の中にかつての貴族と庶民の両方の建物のよい例が残っています。庶民の家の多くには、ゼラニウムの鉢植えが飾られた木製のバルコニーやポーチのステップがあり、壮大な王家の水くみ場（Chafariz Real）はジョアン5世（João V）の時代の面影をしのばせます。調和のとれたミゼリコルディア教会（Igreja da Misericórdia）の他にも、はるか昔に建てられたカーザ・ダ・コメンダ（Casa da Comenda）の豪華なファサード、玄関ポーチが彫刻家ニコラウ・デ・シャンテレンネ（Nicolau de Chanterenne）の作と言われるリャオン礼拝堂（Capela do Leão）、その他16世紀～17世紀の典型的な建物はアルペドリーニャを訪れ、その魅力の虜になる数ある理由のうちの一部に過ぎません。