美術館と宮殿

ポルト電車博物館（Museu do Carro Eléctrico do Porto）
ポルト電車博物館はポルトガルで唯一の電車博物館です。ここに展示されている自分の親や祖父母の時代に使われていた輸送手段を見れば、過去100年以上の間のポルトの歴史を肌で感じることができます。

こんな体験をできるポルト電車博物館は、ポルトの旧マッサレロス発電所（Central Termo-eléctrica de Massarelos）を利用しています。ここには、路面電車の動力付き車両16台、客車5台、路面電車のメンテナンス用トラック2台に加え、写真、料金表、設計図などが展示されています。

ポルト初の大量輸送機関であり「カーロ・アメリカーノ」と呼ばれていた鉄道馬車の貴重な原物も保存されています。ここに展示されている車両No.8のような鉄道馬車が、1872年にポルトの公共輸送機関として運転を開始しました。その後1895年には、電力を使った国内初の路面電車のサービスが始まり、ここに展示されている車両No.22のような電車が、このポルトガル北部の街における生活の円滑化に役立ちました。それ以降、路面電車はポルトの街の風景に欠かせないものです。

ポルト電車博物館を訪れれば、車両No.373の路面電車が走っているのを初めて見たポルト市民の驚きを想像できるはずです。その理由を知りたい方は、この博物館までぜひ足をお運びください！そして忘れてはならないのが有名なNo.500の車両。驚きの詰まった文字通りのびっくり箱です。