美術館と宮殿

テーラ・デ・ミランダ博物館（Museu da Terra de Miranda） テーラ・デ・ミランダ博物館は、アントニオ・マリア・モウリーニョ神父によって1982年に設立されました。この博物館が入っている17世紀の建物は、かつてミランダ・ド・ドウロ（Miranda do Douro）の議事堂だった場所で、監獄としても使用されていました。

この博物館には、さまざまな時代の考古学に関する品々を集めたコレクションに加え、トラス・オス・モンテス（Trás-os-Montes）地方の民族誌に関する重要なコレクションがあります。その中でも最も重要なセクションは、恐らくテーラ・デ・ミランダのセクションでしょう。 ワインの宣伝や製造に用いられる農業器具などの品々が複数の部屋を使って展示されており、これらの展示品を通して、この地域のさまざまな技術や工芸が紹介されています。 この地域の伝統産業である織物に関しては、毛織物やリネンをつくる機械や器具とともに、多数のリネンや毛織物、伝統的な衣装のコレクションが展示されています。