Parque do Fontelo - Viseu
庭園、公園、森林
フォンテーロ公園(Parque do Fontelo) - ヴィゼウ(Viseu) フォンテーロ公園は、自然と歴史的遺産が融合した広大なレジャーパークで、ヴィゼウ滞在の中でも一味違った爽快な1日を楽しめるところです。
公園内には、プール、キャンプ場、テニスコート、サッカー場、ジムといった施設の他に、ジョギングコースが設けられた緑地があります。さまざまな種類の古い木々が美しいこの緑地は、慎重に環境が保たれてきたことが評価され、1993年度の地域自治体事業ケルクス賞を受賞しました。
この素晴らしい公園の歴史は、ヴィゼウのオドリゴ司教がエルダデ・デ・フォンテーロ(フォンテーロ荘園)を購入した1149年までさかのぼります。その後1399年にジョアン・オメン司教が宮殿の建設をはじめます。その建設作業はオメン司教の後を継いだ聖職者たちによって受け継がれてきました。
フォンテーロがその栄華を極めたのは16世紀のことです。巨額の富とルネッサンス趣味のある、ローマ教皇の座を狙う強力な高位聖職者ミゲル・ダ・シルヴァ司教の主導によって、フォンテーロはポルトガルでも指折りのエキゾティックで贅沢な娯楽の場となり、16世紀の貴族や裕福な聖職者たちの人気を集めました。
また、同じ16世紀には、ゴンサロ司教によって、サン・ジェロニモ礼拝堂(Capela de S. Jerónimo)(1563年)と2つのポルティコ(柱廊)(Portico)(1565年)が建造されました。このポルティコのひとつには、ゴンサロ司教の紋章を見ることができます。
現在のフォンテーロ公園は、ミゲル・ダ・シルヴァ司教の時代に比べて規模や豪華さは劣るかもしれませんが、一部のエリートたちだけが楽しむことができる特別な場所ではなく、誰もがレジャーやスポーツを楽しめる健全な場所になっています。