場所

ヴィラ・ノヴァ・ダ・バルキーニャ
ヴィラ・ノヴァ・ダ・バルキーニャ（Vila Nova da Barquinha）はテージョ川（Rio Tejo）のそばに広がる緑豊かな肥沃地帯で、絵のように美しいところです。

川中の小島には、ヴィラ・ノヴァ・ダ・バルキーニャに向かって、ポルトガルでも指折りの美しい城、アルモウロル城（Castelo de Almouro）が立っています。1171年にテンプル騎士団によって建てられたこの城には、魅惑的なムーア人の女たちや、巡回の騎士に救い出される囚われの姫君などの伝説が残っています。

この城は川中の小島という場所を利用してしばしば音と光の演出が行われますが、このショーはタンコス（Tancos）から出る船に乗って楽しむことができます。

ヴィラ・ノヴァ・ダ・バルキーニャには、ポルトガルで2番目に古い闘牛場があります。この闘牛場では長い間、フェスタ・ブラバ（「勇気の祭り」）の伝統にしたがって、勇ましい闘牛が行われてきました。この伝統は7月に行われる町の祭りや、8月15日に行われる「フェスタ・ド・リオ・エ・ダス・アルデイアス（Festa do Rio e das Aldeias：川と谷間の祭り）」など、町の重要な催しにも脈々と受け継がれています。これらの祭りは、川の両側にあるタンコス（Tancos）とアリピアードス（Arripiados）の村で行われます。

近郊にある16世紀のアタライア教区教会（Igreja Matriz da Atalaia）のファサードは、ポルトガルのルネッサンス様式の典型例とされ、ぜひ行ってみる価値があります。

地元料理の目玉は何といってもテージョ川の魚料理で、カルデイラーダス（caldeiradas）（魚のキャセロール）、魚のスープ、タイル焼きのボラ、アソルダアソルダ・デ・サヴェル（açorda de savel）（ニシンにパンとハーブとにんにくのピューレを添えたもの）、漁師風に調理したウナギなどがお薦めです。