美術館と宮殿

メデイロス・イ・アルメイダ財団美術館（Casa-Museu Fundação Medeiros e Almeida）
アントニオ・デ・メデイロス・イ・アルメイダ（1895－1986）が住まいとしていたこの建物は、1970年代にアルメイダ本人の手で美術館へと生まれ変わりました。アルメイダは1973年にメデイロス・イ・アルメイダ財団を設立し、自分の所有する土地建物をすべて財団に寄付しました。

美術館のスペースは25の部屋からなっています。その中には、アントニオ・メデイロス・イ・アルメイダ本人が住まいとしていた部分も含まれており、今も当時の雰囲気が残されています。

所蔵品には、17世紀から現代までの絵画、家具、タペストリー、宗教美術品、単品やセットのガラス製品や宝飾品があります。

中でも以下3つのコレクションは特に見ごたえがあり、それぞれ一部屋を使って展示されています：
－約225点の時計コレクション。16世紀から現在まで年代順に展示されています。
－中国の陶磁器コレクション。先史時代の素焼きの品（漢王朝の時代）から18世紀のものまであります。
－銀器コレクション。英国の銀細工師ポール・ストー（1792－1838）の作品2点をはじめ、ポルトガル製の銀のつまようじ入れ約80点を含む16～17世紀ポルトガルの銀製品があります。