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08 Jul 2019

マフラ王家の建物 [Mafra] とブラガ [Braga] のボン・ジェズス聖域 [Bom Jesus] が世界文化遺産に登録されました。

アゼルバイジャンのバクーで開催された世界遺産委員会の前回(第43回)の会議で、ポルトガルからさらに2つのモニュメントがユネスコの文化遺産サイトとしてリストに追加されました。マフラ王家の建物とブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域 [Bom Jesus do Monte] です。この二つが加わり、今やポルトガル [Portugal] は、人類文化遺産の17のサイトを有するようになりました。

マフラ王家の建物には、宮殿、バシリカ [Basilica]、女子修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ) [Tapada] が含まれています。これは最も象徴的な建築物の一つであり、18世紀に国王ジョアン5世 [D. João V] の命により建築されました。そしてこの場所はイタリア国外に存在する最も重要なイタリアバロック建築の一例となりました。その大きな特徴はバシリカ [Basilica] の6台1組のオルガンと、15世紀から19世紀の36,000冊の書物が所蔵されている、歴史的価値の高い図書館です。



ブラガのボン・ジェズス聖域は、バロック様式、ロココ様式、新古典主義を今に残す建築物と景観とが組み合わさった場所であり、その建築は16世紀にはじまりました。サイトはキリスト教徒の聖地、エルサレムを想起させ、バシリカを頂上に冠してサクロ・モンテ(聖なる山)を再現しており、森の中を通り抜ける長く続く十字架の道(Via Sacra)を進むとたどり着くことができます。ボン・ジェズスのバシリカには、長い五感の階段 [Escadaria dos Cinco Sentidos] があり、ポルトガルの文化的・宗教的遺産として最も象徴的なイメージを構成するモニュメントの一つとなっています。 



同じセッションで、2013年に世界遺産に分類された「コインブラ [Coimbra] 大学 - アルタ [Alta] とソフィア [Sofia]」 を、当時改築作業中であったマシャード・デ・カストロ [Machado de Castro National]美術館まで拡張することが承認されました。12世紀に建築されたコインブラのエピスコパル宮殿に以前あった設備が残されているこのポルトガルの美術館には、ポルトガル美術の歴史上きわめて重要な彫刻、絵画、装飾美術の作品が収蔵されています。

ポルトガル国内に登録されている世界遺産は次の17か所です:
- リスボンのジェロニモス修道院とベレン [Belém] の塔 (1983) 
- トマール [Tomar] のキリスト教修道院 (1983)
- バターリャ [Batalha] 修道院 (1983)
- アソーレス諸島のアングラ・ド・エロイズモ [A- ngra do Heroísmo] の中心地区 (1983)
- エヴォラ [エヴォラ] 歴史地区 (1986) 
- アルコバッサ [アルコバッサ] 修道院 (1989)
- シントラ [Sintra] の文化的景観 (1995)
- ポルト [Porto] 歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール [Serra do Pilar] 修道院 (1996)
- コア渓谷にある先史時代の岩絵遺跡群 (1998) 
- マデイラ [マデイラ] 諸島のラウリシルヴァ (1999)
- アルト・ドウロ [Alto Douro] ワイン生産地域 (2001)
- ギマラインス [ギマラインス] 歴史地区 (2001)
- ピコ島のブドウ畑文化の景観 (2004)
- 国境防衛都市エルヴァス [Elvas] とその要塞群 (2012)
- コインブラ大学 - アルタとソフィア (2013)
- マフラの王家の建物 - 宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園 (タパダ) (2019)
- ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域 (2019)


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