美術館と宮殿

美術館は、インスタレーションに関連するテーマの一時的な展示と、常設の「ラウル・ダ・ベルナルダ・セラミック・コレクション」の2つの展示に分かれています。これは、135年を超える遺産を登録し、賞賛しています。その年代順に展示されたユニークな作品群は、アルコバサ（Alcobaça）の陶磁器産業の重要性と豊かさを反映しています。

ラウル・ダ・ベルナルダ＆フィリョーシュ株式会社（Raul da Bernarda & Filhos, Lda.）。アルコバサで最も古い食器工場です。1875年にジョゼ・ドス・レイシュ（José dos Reis）によって設立され、街にコインブラ様式の実用的な食器を紹介しました。ジョゼ・ドス・レイシュは、1900年から1920年代の終わりまで、ディレクターのマニュエル・フェレイラ・ダ・ベルナルダ（Manuel Ferreira da Bernarda）によって小規模な生産ラインで引き継がれました。すでに息子のラウル・ダ・ベルナルダの管理下にあるこの工場は、彼の起業家と地域や国の装飾芸術を象徴する陶芸家のチームの成果として1930年代から創造的な衝動を獲得し、いわゆるアルコバサの芸術的な磁器の端緒を作りました。

美術館は2000年にラウル・ダ・ベルナルダによって開館され、その後2010年にアルコバサ市議会によって買収され、以降管理されています。主な展示会は、1900年から1970年までのアルコバサの社会的、文化的過去の歴史的、民族誌的、芸術的記憶を描いた100点以上の作品とともに、会社の元メンバーから自治体に寄贈されたコレクションで構成されています。

博物館は、ラウル・ダ・ベルナルダショップを併設しています。ここでは、工場の現在の生産物のなかから最高のコレクションが販売されています。これは、以前は最も有名な国際的アウトレットでしか入手できなかったものです。