アソーレス諸島


サン・ジョルジェ島 (São Jorge) は断崖、険しい岩山、そしてファジャンスの島で、アソーレス諸島で最も緑豊かな島の1つです。また、自然と海に触れ合う休日を過ごすには最適な場所でもあります。この島は長さ54km、最も幅の広い地点で6.9kmあり、中央グループの1つです。さらに、ファイアル島とピコ島とともに形成する、いわゆる「三角形の海域」の三点の1つです。

アレクサンドラ バチスタ [Alexandra Baptista] は4年前にアーバンスケッチャーズに参加しました。そのころから、周囲の環境から受けた印象や感情をノートに書きためるようになっていました。この行為により彼女のものの見方に変化が現れました。一日中絵を描きながら、ジェニー・アダムに同行して自身の住んでいるアソーレス諸島を案内するうちに、アソーレス諸島の魅力を再発見し、景色や料理、そして地元住民の「優しさとぬくもり」の中に、これまで気がつかなかったディテールを見出しました。

ユネスコの生物圏保護区のグローバルネットワークの一部として、アソーレス諸島とヨーロッパの最西端であるフローレス島にはまさに天国というべき風景があります。この島は、コルヴォ (Corvo) 島とともにアソーレス列島の西方群の一部となっています。 自然によって特権を与えられた場所があるとすれば、フローレス島はその1つです。

ジェニー・アダムは、アソーレス諸島の中で一番感動したものを決めるのは難しいといいます。彼女は火山クレーターや雲の中に浮かぶ湖、素晴らしい空、背景には常に海が存在する息をのむような景色を発見しました。そうした景色との対峙はスケッチャーにとって挑戦でした。パワフルな経験の中でも、地元住民のフレンドリーさや美味しい食べ物といった側面は、この旅の中で最も印象深いものでした。