ナチュルテージョのシスト<片岩>
化石に覆われた岩石と、グリフィンと黒コウノトリが住む山々に囲まれたジオパルケ・ナチュルテジョのシスト<片岩>の村々は、長い間滞在したいと思わせる場所です。
指定された自然公園に加えて、ジオパルケ・ナチュルテジョ・ダ・メセタ・メリディオナル(Geoparque Naturtejo da Meseta Meridional)には、人間が自然と一緒になり、賢明に自分のニーズに合わせる集落が統合されています。その調和の一例が、石英と片岩の岩の間に位置するマルチン・ブランコ(Martim Branco)です。家が数件かしかないこの集落にある共同オーブンは、真のソーシャル・スペースです。オーブンから出る料理の香りが空気に広がるので、きっとあなたの食欲を刺激します。
次はサルゼダス(Sarzedas)に進んでみましょう。ここは非常に古い集落の土地ですが、昔は栄えた街で、郡の首都でした。今日でも、この静かな村は高貴な空気に包まれています。美しい色のタッチで埋め尽くされた家々の外壁が特徴です。
ここには農村の世界が生きて存在しています。片岩の壁の間の段丘で育つオリーブの木から採れる高品質のオリーブ油は、この地域の富であり、この周辺の土地は他にも地元経済に非常に重要な多くの製品を提供しています。フィゲイラ(Figueira)の村では、それぞれの家に庭があり、花粉の付いたの車が留まっており、何事もなくその辺を雌鶏が歩いています。でもそれ以外にも、刺激的なスポーツが体験できます。モイタス(Moitas)飛行場でのスカイダイビング、集落ソブレイラ・フォルモーザ(Sobreira Formosa)での乗馬、プライア・フルビアル・デ・フロイア(Praia Fluvial de Froia)(フロイア川岸)での川遊びがおすすめです。
ポルトガルの中心から10キロに位置するアグア・フォルモーザ(Água Formosa=美しい水)の村は、もうジオパルケ・ナチュルテジョ(Geopark Naturtejo)から外れていますが、まるでそうでもないかのようです。水の音を頼りに訪れてみてください。この村の名前の由来が水の美しさであるように、川の源とリベイラ・ダ・ガレガ(Ribeira da Galega=ガリシアの川岸)を流れる水は、とても綺麗です。疲れた体を癒しながら、シスト(片岩)の村々の美しさの全てを発見し、堪能してください。