ポルトと北部地方


ポルトガルの最北西部にあるヴィーニョ・ベルデのルート (「緑のワイン」という意味) は、ミーニョ地区全体を占め、ヴォウガ川 (Vouga) まで南に広がる小さな地区に分かれている、同じく緑色の風景につながっています。 ヴィーニョ・ベルデは世界でここにしかなく、この地域を探検する最高の理由になります。その名前はこの地域で生まれる最も目につくその色、あるいは緑に特有の酸味に関係していると思われます。あたかもブドウが緑色で収穫されているかのようです。

現在のポルトガルは、何世紀にもわたって多種多様の人々が占領してきた土地であり、多くの文化や生活様式が出会う地となっています。マリオ ・リニャーレスはこの長い歴史がポルトガル人の友好的な性質の根本であると信じています。また、この遺産を十分に活かして、今回のポルトガル北部への旅の案内役、ホストとしてイタリア人のベネデッタを心から歓迎しました。 「(…)僕たちはこの歴史と似ています。選ぶのではなく、本能です。ポルトガル人には違いを受け入れるということが内面に備わっています。

ベネデッタはポルトガルは海に面した、歴史的遺産が石や人々の顔に刻み込まれている国というイメージを持っていました。タイルで装飾された、背の高い狭い家々のある小さな町で、多くの人や旅行者が通りを探索しているような所だと考えていました。ポルト、リベイラ地区とそのカラフルな家の写真を何枚か見たことがあり、その写真からは町が楽しい心であふれ震えているように見えました。

アーバン・スケッチャーのまなざしと才能により、各地のさまざまな視点が与えられ、多くの場合気付かれないままの詳細が示されます。景色、自然、歴史遺産、美食、人々、片隅、そして詳細が白黒で、またはカラー写真で新たな形を得ます。数多くの段階がある旅行において、スケッチツアーはポルトガル北部を探索し、世界遺産となってる4か所を訪れました。ポルト市とギマラインス市の歴史地区、ドウロ川渓谷とフォス・コアの考古学史跡です。