現在のポルトガルは、何世紀にもわたって多種多様の人々が占領してきた土地であり、多くの文化や生活様式が出会う地となっています。マリオ ・リニャーレスはこの長い歴史がポルトガル人の友好的な性質の根本であると信じています。また、この遺産を十分に活かして、今回のポルトガル北部への旅の案内役、ホストとしてイタリア人のベネデッタを心から歓迎しました。

「（…）僕たちはこの歴史と似ています。選ぶのではなく、本能です。ポルトガル人には違いを受け入れるということが内面に備わっています。ベネデッタ・ドッシ[Benedetta Dossi]はイタリアから自国の文化遺産とともにやってきましたが、そんなことは関係ありません。ポルトガルの文化遺産には、彼女にくつろいでもらえるだけの包容力とゆとりがあるのです！」

彼女は達成感を感じてポルトを後にしましたが、また帰ってきて今度は長く滞在したいという気持ちを抱いていました。「いつでも多くの学び、描くものや発展させるもの、探求する対象がありますが、これが旅人の生き方であり、選択するということなのです」

PORTO
Ribeira


Palácio da Bolsa




Torre dos Clérigos


Palácio de Cristal


Casa da Música


Museu de Serralves


VILA NOVA DE GAIA


MATOSINHOS



GUIMARÃES




VALE DO DOURO




PARQUE ARQUEOLÓGICO DE FOZ COA

マリオ ・リニャーレスはオエイラス[Oeiras]生まれで現在シントラ[Sintra]に住んでおり、リスボン[Lisboa]で働いています。リスボンのアントニオ・アロヨ学校[Escola António Arroio]、ヴィアナ・ド・カステロ[Viana do Castelo]で学んだ後、リスボンに戻りリスボン大学[Universidade de Lisboa]芸術学部を卒業しました。
デザイナーとして活動していますが、彼のすべての活動の中心は観察画にあります。彼はポルトガル アーバンスケッチャーズの共同創立者であり、国際グループの教育指導者を務めています。ワークショップや授業、静養所、何げない会話の中で自身のスケッチに関する知識を共有しています。1997年から人道支援プロジェクトを率いており、2011年からはプロジェクトとスケッチを両立させています。
彼は旅行ジャーナル｜コートジボワール[Diário de Viagem | Costa do Marfim]の共同執筆者でもあります。この本はフランスで賞を受賞し、同じテーマで他の書籍が出版され、展示会や講演などがなされました。
結婚していて息子が一人います。アフリカはいつも彼の心の中にあり、東ティモールは彼にとっての故郷の一部です。旅行とスケッチを愛しています。

ブログ: http://hakunamatatayeto.blogspot.pt