芸術と文化


ポルトガル美術史を凝縮したような街、エヴォラ (Évora) 。この街を観光する一番の方法は徒歩です。白い家屋が立ち並ぶ狭い路地をたどりながら、エヴォラの歴史とその豊かな伝統文化を今に伝える名所や旧跡を見学しましょう。エヴォラはローマ時代に起源をもつ街です。穏やかで心地良い周囲の環境から、15世紀のポルトガル国王がここに居城を置いた理由が簡単に理解できます。エヴォラはその後数世紀にわたり、国王の居住地としてさらなる発展を遂げ、文化的重要度を増していきます。

スペインとの国境に近いエルヴァス (Elvas) は、ポルトガルの独立と歴史を守るために戦ってきました。その意味ですべての人間のお手本となりました。 エルヴァスに到着すると、まず目に入るのは全長7 km、アーチ数843の立派な水道橋 (Aqueduto) です。リスボン (Lisboa) のベレムの塔 (Torre de Belém) を手がけた建築家フランシスコ・デ・アルダの作です。

ポルトガルを北から南へ旅してみましょう。マデイラとアソーレスの群島への旅もその中に含まれています。ポルトガルの「黄金時代」を表す魅力的な象徴を見つけましょう。 ヨーロッパの他の地域に遅れてポルトガルに到着したバロック美術は、ここでは異なる形式を取りました。しかしそれは今でも素晴しい活力と生命力を見せ続けています。

ショール、ギター、声、そしてあふれる思い。ポルトガルのシンボルとして認められているこのシンプルなイメージは、ポルトガルの世界の音楽であるファドを表現することができます。その本質において、それは感情、失恋、去った誰かへの憧れ、日常生活と征服を歌います。結局のところ、人生の一致と不一致はインスピレーションの永遠のテーマです。