芸術と文化


ポルトガルの文化とこの国の地政及び歴史の間には密接な繋がりがあります。ポルトガルは欧州最古の国家であり、その大西洋沿岸という地政が地理上の発見の踏切台になっていました。ポルトガルの文化的遺産はアフリカ、アメリカ、および、アジアの影響を受け、建国以前から定住していた人々により、また当然のことながら、ポルトガル人本来の親しみやすく歓迎的資質によって特徴づけられてきました。

世界で最もユニークな真の音楽表現はポルトガルの文化遺産です。それはカンテ・アレンテージョ(Cante Alentejano)といい、2014年にUNESCOによって無形文化遺産に認定されました。男女混声のグループで楽器を使わずにコーラスで歌うカンテ・アレンテージョ(Cante Alentejano)は、ベジャ(Beja)地区(ベジャのダウンタウン)の街ごとに特色がある民俗音楽です。

私たちは通り、ビルボード、ファサード、大きな壁のスケッチにしばしば驚かされます。これらのアーバンアートは真の屋外ギャラリーで、ここでは、世界中から来た著名なアーティストがさまざまな技術とメッセージを用いて、隠された場所に生命と色彩を与え、それぞれの場所に独自の物語をもたらそうとしています。アーバンアートは、すでに市を訪れる人々のアトラクションとなっており、偶然見かける作品の質により国際的に認められています。

大変環境に優しく、ナチュラルで柔らか。必要に応じて温度を冷たく、または暖かく保つことができます。快適で居心地の良い環境を作り出すためにも使われてきました。コルクはポルトガルの最も特徴的な自然素材のひとつで、気づかないうちに生活の一部となっているのです。ワインボトルの栓は最もよく知られていますが、他にもコルクから作られるものがあります。アクセサリー、洋服、靴、家具、また床や壁のコーティングにも使われています。