遺跡

トリンダーデ教会（Igreja da Trindade）-ポルト
19世紀に建てられたトリンダーデ教会は、ポルトで最も印象的な教会の1つで、聖ドミニク修道院弾圧後の1755年に創設された律修第三会のトリンダーデ病院を構成する複合施設の1つです。

この教会は、この辺りの区画全体を占めるほどの大きさで、建物はすべて19世紀初頭に建築家で軍技術者のカルロス・アマランテ（Carlos Amarante）によって設計されましたが、1818年にジョセ・フランシスコ（José Francisco）による改修が行われた可能性もあります。様式としてはネオクラシシズムですが、バロック様式の伝統を感じさせる特徴もいくつか見受けられます。この建設作業は、20世紀初頭になってようやく終了しました。

教会内部に入ると、その装飾技術の質の高さに気付かされます。代表的なものは、大理石を使った作品です。また、彫刻と金箔が施された木造アルターピースの木工装飾も見事です。特に、建築家、ジョゼ・マルケス・ダ・シルヴァ（José Marques da Silva）が制作した主祭壇のアルターピースはすばらしい作品です。