遺跡

ノッサ・セニョーラ・ダ・オラーダ（Nossa Senhora da Orada）（祈りの聖母）修道院
ノッサ・セニョーラ・ダ・オラーダ（祈りの聖母）を祭るこの修道院は、15世紀に創設されました。現在の教会の建物は、18世紀に建てられたものです。内部の主な特徴は、主礼拝堂の18世紀の木造アルターピースや、現地の漁師たちから捧げられた奉納物などです。

15世紀の守護聖人像は、アルブフェイラの教区教会に安置されています。毎年8月15日になると、聖母マリアを礼賛するため、現地の漁師たちがこの像を掲げて行進し、原点となる教会にこの像を返還する行事が行われます。

また、この修道院が、ポルトガル最北端の町メルガソ（Melgaço）にある、聖処女を祭った教会と一直線上にあり、この両者がポルトガルの南北の両端にあたることも注目のポイントです。この2つの教会は、同じような宗教的伝統をもち、同じ日に記念祭を行っています。