遺跡

サント・アントニオ・デ・リスボア教会（Igreja de Santo António de Lisboa）
リスボン・カテドラルからほど近いこのサント・アントニオ教会は、まさしくこの聖人が生まれた場所の上に建てられています。ここは、外部からこの町を訪れた人々にとっても、地元の人々にとっても、この守護聖人に祈りを捧げる場所として、非常に重要な建造物となっています。

ネオクラシシズム様式のこの教会は、1767年に、建築家、マテウス・ヴィセンテ・デ・オリヴェイラ（Mateus Vicente de Oliveira）の設計に従って、建てられました。

教会の中に入ると、ペドロ・アレシャンドリーノ（Pedro Alexandrino）が制作した絵画と多数の彫刻に思わず引きつけられます。特に、塗装と金箔が施された主祭壇の聖アントニオ（Santo. António）像は見事です。聖具室の壁を覆っている多色彩のアズレージョは、レアル・ファブリカ・ド・ラト（Real Fábrica do Rato）で、19世紀初期に制作されたものです。