遺跡

ノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会 [Igreja de Nossa Senhora da Oliveira]

ノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会(オリーブの木の聖母の協同教会)[Insigne e Real Colegiada de Nossa Senhora da Oliveira]の起源は、ムマドナ女伯爵[Mumadona Dias]が10世紀に創設した、世界の救世主と聖母マリアおよび聖なる使徒に捧ぐ修道院にあります。

今日私たちが見ることのできるノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会の建物には、14世紀に持ち込まれたゴシック様式を主に、幅広い年代の要素が詰まっています。この建物は国王ジョアン1世[João I]の命令によりトレドのメストレ ジョアン・ガルシア[Mestre João Garcia of Toledo]の設計に従って改修されました。彼が命令を下したのはアルジュバロータ[Aljubarrota]の戦い前夜に聖母に誓った直後だと言われています。この教会は1401年に完成しました。ノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ[Nossa Senhora da Oliveira]という名前は、教会前の広場に立っていたオリーブの木に由来しています。

17世紀の終わりにペドロ2世[Pedro II]が教会堂の内陣の拡大を命じました。地下納骨所で彼の王室紋章を見ることができます。建物内では、ペドロ・アレクサンドリーノ[Pedro Alexandrino]に属する18世紀の絵画をご覧いただけます。

1513年に建てられた塔には改修を命じた小修道院長、ディオゴ・ピンヘイロ[Prior D. Diogo Pinheiro]の両親の墓があります。