美術館と宮殿

ジョゼ・フォルモシーニョ博士博物館（Museu Municipal Dr. José Formosinho）－ラゴス博物館（Museu Regional de Lagos）
この博物館は、サント・アントニオ教会（Igreja de Santo António）の別館を利用して、1934年に創設されました。コンプロミッソ・マリティモ教会（Igreja do Compromisso Marítimo）にあったルネッサンス様式のポルティコ（柱廊玄関）が移築されており、地元アーティストが制作した鉄の門が取り付けられています。

館内には、さまざまなセクションに分けられた膨大な数の所蔵品が展示されています。考古学セクションには、新石器時代、ポルトガル‐イベリア時代、ローマ時代、アラブ時代の品々があります。教会の聖具室を利用した宗教美術セクションには、18世紀の絵画が展示されています。ラゴスの歴史セクションには、1504年にマヌエルI世から与えられたラゴス勅許状（Foral de Lagos）や街の鍵（Chave da Cidade）があります。アルガルヴェの民族誌のセクションでは、オリーブ油を運ぶのに使われていた伝統的な運搬手段が、小さなロバの剥製を使って再現されています。古銭セクションには、ポルトガルや旧ポルトガル植民地の硬貨が展示されています。鉱物や海外の民族誌を取り上げたセクションもあります。