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羊飼いの子供たちの家（Casas dos Pastorinhos）

聖地ファティマ(Fátima)から約２キロ、小村アルジュストレル(Aljustrel)は、ファティマの奇跡の目撃者となった３人の牧童たちーールシア(Lúcia)と、ともに羊の番をしていた従弟妹のフランシスコ(Francisco)、ジャシンタ(Jacinta)ーーが生まれた村です。

造りも簡素なところもたいへんよく似た、子供たちが暮らしていた平屋の家々は、今も訪れることができます。ジャシンタとフランシスコの兄妹が暮らしていた家は１８８８年築、２００メートルほど離れて従姉のルシアの家があり、こちらは１８８５年築です。ルシアの家とならんでアルジュストレル邸博物館(Casa-Museu de Aljustrel)があり、農具、台所道具、衣類、家具などの展示品が、２０世紀初頭の山地の人々の日常生活をかいま見せてくれます。