Reserva Natural das Dunas de São Jacinto
保護区
デュナス・デ・サン・ジャシント自然保護区(Reserva Natural das Dunas de São Jacinto) 陸と海のはざまにあるこの地域は、砂浜と湿地、真水と塩水が混在する場所で、多くの貴重な生物が生息しています。ここでの体験は、きっと心に残るものになるはずです。
この自然保護区は、リア・デ・アヴェイロ(Ria de Aveiro)の北側を大西洋からへだてる長い砂丘の南端にあります。中部地方の中心都市であるアヴェイロから約50 kmのサン・ジャシント地区にあり、およそ700ヘクタールの広さがあります。
この海岸地帯では、浜辺の後ろに砂丘が広がり、カイガンショウ(マツの一種)や真水の池が見られます。水辺の渡り鳥が多く訪れ、その一部はここで越冬します。この保護区は性質の異なる3つの区域からなっています。ひとつは細長く続く砂丘地帯で、自生する植物が砂を固定する役割を果たしています。この砂丘に隣接する森林地帯は、砂丘の移動を防ぐために19世紀に植林されたもので、カイガンショウとアカシアが中心です。
保護区の中央部には、真水の池が複数設けられています。これらの池は、リア・デ・アヴェイロのマガモを守り、サギの生息地を確立するためにつくられました。パテイラ(Pateira)と呼ばれる最も大きな池は、さまざまな水鳥が一時的に羽を休めたり越冬したりする絶好の場所になっています。
インフォメーションセンターではガイド付きのツアーを主催しており、特別な「自然発見トレイル」を歩くことができます。保護区の本部センターでは、サン・アントニオの職人たちの手でつくられた、リアで使用されている船のミニチュアコレクションを見ることができます。モリセイロと呼ばれる色鮮やかなリアの伝統的な船は、保護区の重要な遺産のひとつです。毎年夏には、モリセイロのボートレースが開かれています。
Phone: +351 234 831 063
E-mail: rndsj@icnf.pt