保護区

ドウロ国際自然公園（Parque Natural do Douro Internacional） ドウロ国際自然公園は、ミランダ・ド・ドウロ（Miranda do Douro）、モガドウロ（Mogadouro）、フレイショ・デ・エスパーダ・ア・シンタ（Freixo de Espada à Cinta）、フィゲイラ・デ・カステロ・ロドリゴ（Figueira de Castelo Rodrigo）の4郡にまたがり、国境線であるドウロ川に沿ってつくられています（全長約122 km）。

深い渓谷は壮大で見ごたえがあり、その両岸の急斜面には、国や世界レベルで絶滅の危機にあるさまざまな種類の鳥が巣を作っています。これらの渓谷は、鳥たちにとって営巣地に適しているだけでなく、エサを見つけやすい耕地や牧場に近いという利点もあります。ブリタンゴとも呼ばれる絶滅危惧種であるエジプトハゲワシは、、この自然公園のシンボルになっています。 この地域は季節による温度差が激しく、冬は寒く、夏は暑く乾燥しています。

公園の南部は、いわゆる「テーラ・ケンテ（酷熱地帯）」に入っています。アーモンドの花が咲く2月、3月には、美と色彩にあふれた自然が姿を見せ、それを祝う祭りやイベントが行われます。