Reserva Natural do Paul do Boquilobo
Reserva Natural do Paul do Boquilobo
保護区
パウル・ド・ボキロボ自然保護区(Reserva Natural do Paul do Boquilobo) ゴレガン(Golegã)から約6 kmの場所にあるパウロ・ド・ボキロボ自然保護区は、泥沢地と湿地の広がる沖積平野です。その境界線を流れるテージョ川(Rio Tejo)とアルモンダ川(Rio Almonda)の水量が、ここに生きる生物たちの生活に大きく影響しています。
一帯には水路が網の目状に広がり、水生植物が茂っています。岸辺に生えるヤナギの木々には、シラサギ(同保護区のシンボル)が巣を作ります。この地域はイベリア半島最大のサギのコロニーであり、サギたちは繁殖のために2月~3月に飛来し、夏までこの地にとどまります。非常に静かで穏やかなこのパウル・ド・ボキロボは、季節ごとにこの地を通過するさまざまな渡り鳥を観察するのに最適です。 ここを訪れる鳥はサギだけではありません。
パウロ・ド・ボキロボ一帯では、水鳥を中心に約200種の鳥類が見られます。この地域がUNESCOの生物圏保護区に指定されているのも当然のことと言えるでしょう。
保護区内に人は住んでいませんが、保護区周辺ではこの地域の豊富な水と豊かな土壌を利用して、農耕や牧畜が行われています。保護区内でも、ウマの群れが緑の草原を自由に走りまわったり、横切ったりする姿をよく見かけます。
繁殖期には一部のエリアへの立ち入りが制限される場合があるため、ここを訪れる際には事前に保護区の管理事務所と連絡を取ることをお勧めします。管理事務所ではガイド付きのツアーを組むほか、独自にまわりたい人が利用できる遊歩道を教えてくれます。
問い合わせ先
Head-office:
Quinta do Paul, Apartado 27, Brogueira - 2350-334 TORRES NOVAS
Tel.: +351 249 820 550 - Fax: +351 249 820 378
E-mail: rnpb@icnf.pt