ケッタ・リンハスの目から見たマデイラ
20年前に訪れた記憶とともにマデイラに戻って来ると、驚きの再発見がありました。覚えていた傾斜の急な道、上り坂に下り坂、曲がりくねった道や曲がり角はスケッチャーにとっての新たな景色として現れ、牧歌的な風景のこの地に新たな意味を与えてくれました。
この島は世界地図上では小さな点にすぎませんが、ケッタがその風景を描くとき、彼女の目にはとてつもなく大きなものとして映っていました。彼女は自然風景、彼女を笑顔にした料理と、海の向こうに横たわる神秘、そして自分が島の一部であるかのように感じられた島民の親切な行為など、数々の島の魅力をイアと共有しました。
彼女は必要なものを自分のノートに保存したと思っていましたが、最終的には、いつか戻ってくるための理由をすべてスケッチしていたということに気が付きました。
フンシャル/ラヴラドーレス市場
ストレリチア/極楽鳥
モンテ
ポンタ・ド・サン・ロウレンソ
カマラ・デ・ロボス
ピコ・ド・アリエイロ
バルコインスのレヴァダ(バルコインス水路)
ポルト・サント
ポンタ・ダ・カリェタ
コロンブスの家博物館
ケッタ・リンハス (Ketta Linhares)
彼女は東ティモールの首都ディリ[Dili]で生まれ、4歳の時にポルトガルにやってきました。
リスボン大学の芸術学部のアフリカ学科を卒業後、「ラロラン」プロジェクト[Laloran]を設立し、伝統的な布を使用したハンドメイドのスケッチブックを販売しています。スケッチと「無駄なもの」の破片を組み合わせて、ユニークなストーリーを構築するための試験ラボのようにスケッチブックを使用していると彼女は言います。チャンスがあればいつでも人道主義と芸術的プロジェクトとのコラボレーションを試みています。