Museu do Tesouro Real
美術館と宮殿
王室宝物博物館(Museu do Tesouro Real)
王室宝物博物館には、旧王室に由来する金細工工芸および宝石コレクションの中から歴史的、芸術的、文化的価値のあるユニークなコレクションを常設展示しています。
宝物には、旧王室の品々のほか、ポルトガル王室の様々なメンバーのプライベートなコレクションで構成されています。世界から集められたユニークな物品は、11のセクションに分けられ、各セクションは、ブラジル、王室紋章(Insignias Régias)、敬称序列(Ordens Honoríficas)および外交上の贈り物(Ofertas Diplomáticas)に関するものなど、ポルトガルの歴史に重要な瞬間を描いています。
民生用の銀製品に関連するコレクションのセクションには、いわゆる「王権の銀(Silver of the Crown)」の一部である16世紀の盆や皿のセットがあり、最初に一般向けに展示されています。特筆すべきはジェルマンのテーブルセット(Baixela Germain)です。1755年の地震の後、金細工師フランソワ・トーマス・ジェルマンによって作られ始めたことからそう呼ばれています。世界で唯一の完全な王室テーブルセットです。観覧は、ポルトガルの国内外の公的セレモニーや厳粛な儀式で使用された時代を思い起こさせる「宝物の旅」の中心で終わります。
アジュダ国立宮殿(Palácio Nacional da Ajuda)も併設されている王室宝物博物館は、長さ40m、高さ10mの3階建てです。入口は、各5トン、厚み40cmの2つの鋼製の扉で出来ています。
博物館には、カフェテリア、ラウンジエリア、オリジナルグッズを取り揃えたショップもあります。
Largo da Ajuda
1349-021 Lisboa