アルコルチンからヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオへとつながるグアディアナ・ルートを取り、地域のほとんど知られていないアルガルヴェの東端を発見してください。これはアルガルヴェのもっともよく守られている秘密であり、徒歩や自転車で回ればそれを明らかにできます。

キロメートルの距離に沿って両方の方向に道しるべで示されているように、長距離のトレイル「グランデ・ロタ・ド・グアディアナ」(GR15) によりアルガルヴェの種類の景観（高原地方、バローカル、海岸）を訪れることができます。南から北へのルートは、ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオにあるかつての税関の建物の隣りで始まります。これも、サグレスのサン・ヴィンセンテ岬からずっとアルガルヴェ沿岸に沿って走る別のルート（エコヴィア沿岸）と相互に連結される場所です。

Photo: Vila Real de Santo António ©TdP/FM

ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオからグアディアナ・ルートを進むと、カストロ・マリムの町に着きます。この町は、城をバックに素晴らしい眺めが広がっています。緑の草木の間に浮き出ているのは、塩田、つまり塩を作るために使用されている反射用の水たまり、です。塩は地域の富の一つであるため、塩を｢白い金｣と呼ぶ者もいます。

Photo: Castro Marim ©Odiana

トレイルはジュンケイラ、アジナル、アルカリア、オデレイテなどのさまざまな村を通り、アルコルチン市に入ると、素晴らしい眺めが得られるグアディアナ川に沿って続きます。それから、アラモの集落とゲレイロス・ド・リオを通ります。ここで、川の博物館をグアディアナとこの古代集落の漁業の伝統をくわしく学ぶことができます。


Photo: Grande Rota do Guadiana ©Odiana

もっと素晴らしいパノラマを見たければ、ポンタル・ビューポイントに寄ってください。ここは絶景です。ここから、景観を一望にしながら、グアディアナ川の両岸を堪能できます。ルートはもう一つの魅力的な町、アルコルチンで終わりますが、この町は時間を取って城、主要な教会、ノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン（無原罪の聖母）の礼拝堂を訪れたり、川岸でのんびりと過ごしたりする価値があります。


Photo: Alcoutim ©Odiana 

この長距離トレイルを補完するのは、3～15キロメートルの長さにおよぶ19の短い小道です。｢カミンホス・ド・グアディアナ｣（グアディアナ・トレイル）として知られていますが、その総延長は約135キロメートルで、これを踏破すればバイショ・グアディアナ（グアディアナ下流）地域を詳細に探険できます。    

Photo: Grande Rota do Guadiana ©TdP/FM

また、地域の小道と自転車トレイルに沿ってアルガルヴェを引き続き探険したければ、アルコルチンでアルカルヴェの道に接続できることを知っておくとよいでしょう。アルガルヴェの道は、内陸のアルガルヴェを通ってサン・ヴィンセンテ岬までずっと続いています。埠頭の隣りにあるキロメートル・ゼロのパネルを探してください。前進し続けるだけの体力は残っていますか?