Almeirim
Almeirim
場所
アルメイリン
町の起源は大変古く、すでに先史時代には、この一帯に人が居住していました。しかし、アルメイリン(Almeirim)の町が大きな発展を遂げたのは16世紀のことです。当時のポルトガルの宮廷貴族たちは、ここを避暑地として大変愛好するようになりました。彼らはブリガンティン(2本マストの帆船)でテージョ川(Rio Tejo)をさかのぼり、この避暑地へと向かいました。当時の国王マヌエル1世(D. Manuel I)は、ここに王宮を建設させましたが、それは1755年のリスボン大地震で崩壊してしまいました。
今日でも農業が地域の主要な産業として行われ、トマト、メロンなどが栽培されています。また、広大なブドウ畑からは、有名かつ人気のある、こくのある赤ワインが産み出されています。
アルメイリンといえば有名なのが、あのソパ・ダ・ペドラ(sopa da pedra)、つまり「石のスープ」のお話です。言い伝えによれば、その作り方は一人のずる賢い修道士の発明によるものです。彼は石を1つ持って土地の家から家へと訪ねてまわり、この石を使っていかにすばらしいスープを作ることができるかお見せしよう、ともちかけます。そして、鍋に石を入れ、水で満たし、石が「料理している」鍋がぐらぐら煮立ってくると、修道士は味付けのためと称して、材料を次々に要求していきます(塩、ソーセージ、豆、ジャガイモ……)。こうして修道士は、土地の人々にまんまと一杯食わせたのでした。
町の起源は大変古く、すでに先史時代には、この一帯に人が居住していました。しかし、アルメイリン(Almeirim)の町が大きな発展を遂げたのは16世紀のことです。当時のポルトガルの宮廷貴族たちは、ここを避暑地として大変愛好するようになりました。彼らはブリガンティン(2本マストの帆船)でテージョ川(Rio Tejo)をさかのぼり、この避暑地へと向かいました。当時の国王マヌエル1世(D. Manuel I)は、ここに王宮を建設させましたが、それは1755年のリスボン大地震で崩壊してしまいました。
今日でも農業が地域の主要な産業として行われ、トマト、メロンなどが栽培されています。また、広大なブドウ畑からは、有名かつ人気のある、こくのある赤ワインが産み出されています。
アルメイリンといえば有名なのが、あのソパ・ダ・ペドラ(sopa da pedra)、つまり「石のスープ」のお話です。言い伝えによれば、その作り方は一人のずる賢い修道士の発明によるものです。彼は石を1つ持って土地の家から家へと訪ねてまわり、この石を使っていかにすばらしいスープを作ることができるかお見せしよう、ともちかけます。そして、鍋に石を入れ、水で満たし、石が「料理している」鍋がぐらぐら煮立ってくると、修道士は味付けのためと称して、材料を次々に要求していきます(塩、ソーセージ、豆、ジャガイモ……)。こうして修道士は、土地の人々にまんまと一杯食わせたのでした。