場所

ペーゾ・ダ・レグア
この町の名前は昔ここに建っていたローマ人の邸宅「ヴィラ・レゲラ（Villa Reguela）」に由来すると考えられています。しかしこの町が大きな発展を遂げるのは、1756年にアルト・ドウロ地域王立ブドウ栽培共同組合（Real Companhia Geral da Agricultura das Vinhas do Alto Douro）が作られた後のことです。この組合が世界で初めてのワイン生産地区を創設しました。

ドウロ川（Rio Douro）のほとりにあるペーゾ・ダ・レグア（Peso da Régua）は、ポートワインの生産販売の基盤となる役割を果たしました。ここからワインの樽がバルコス・ラベロス（barcos rabelos）と呼ばれる特別の船でヴィラ・ノーヴァ・デ・ガイア（Vila Nova de Gaia）に運ばれ、そこのワインロッジで貯蔵・熟成されたのです。

この地域では、川へと続く段々畑にブドウの木が植えられ、訪れる人に素晴らしい眺めを提供しています。この景観はガラフーラ（Galafura）のサン・レオナルド（São Leonardo）や サント・アントニオ・ド・ロレイロ（Santo António do Loureiro）など、いろいろな場所から楽しむことができます。

周辺地域では、ドウロ川の右岸にあるカルダス・デ・モレド（Caldas de Moledo）の温泉が、ゆっくりと休日を過ごしたい人にはとても楽しい場所となっています。ここには専用の停泊所があります。