遺跡

サン・ゴンサロ（São Gonçalo）のアーチ
サン・ゴンサロのアーチは、この聖人が1360年にこの地で誕生したことを記念した建造物です。サン・ゴンサロは、ラゴスの漁師の守護聖人ですが、ここは、漁師がサン・ペドロ・テルモ（São Pedro Telmo）を守護聖人としたことのない、ポルトガルで唯一の場所です。サン・ゴンサロは、1422年10月15日にトレス・ヴェドラス（Torres Vedras）で亡くなりました。

この聖人は、ポルタス・ド・マル（Portas do Mar）の隣家で生まれたと言われ、現在、その場所に設けられた壁がんの中に、その彫像を見ることができます。サン・ゴンサロは、14世紀末に、サント・アゴスティーニョ（Santo Agostinho）の隠修修道会（Order of Hermits）に入りました。そして、様々な才能に恵まれていた彼は、聖書の研究と祈祷に身を捧げました。当時、彼が社会に与えた影響の中には、様々な奇跡も含まれていて、「マグロの大漁」という話などが残されています。

サン・ゴンサロは、1972年からこの町の守護聖人となり、町ではその栄誉を称えて、10月27日を祝日としました。また、様々な主導者たちの働きかけによって、1940年代にこの聖人の思い出を永久に残すための小礼拝堂が建てられました。