遺跡

ロウレ（Loulé）城と城郭都市 (Castelo e Cerca Urbana de Loulé)

イスラム教徒によってアルウルヴァ（al-Ûlvã 、丘の上) と呼ばれたロウレの町は、かつて海と直接接触していないアルガルヴェで最大の都市集積地であり、現在もそうなっています。

おそらくルシタニア人の入植と新石器時代から金石併用時代に遷移する際のフェニキア人とカルタゴ人の入植に伴い築かれた旧市街の壁には、12世紀から13世紀に遡るいくつかの泥の塔と家の間に隠された壁があります。

国定建造物に指定されている城と城郭都市の遺跡の中でひときわ目立つのは、壮大な四角形の塔です。もともとはアル ウリヤ（al-Ulya）最大のモスクのミナレット（塔）でした。ポルトガルに現存する数少ないミナレットの 1 つです。都市の征服後、キリスト教徒によって聖クレメント教区教会（Igreja Paroquial de São Clemente）の鐘楼に改築されました 。

壁に囲まれた周縁部には、12 世紀に建てられたと推定されるイスラム アルモハド時代の公衆浴場があります。保存状態の優れた構造物 - 玄関、高温室、ぬるま湯と低温室、2 つのタンク - は、国全体で見てもユニークな特徴を有しています。

14 世紀から 15 世紀にかけて、ムーア様式の塔を備えたこの古城は、支配者の住居として使用されるようになりました。今日では、いくつかの文化的スペース、とりわけ市立博物館があります。