Reserva Natural das Berlengas
保護区
ベルレンガ自然保護区(Reserva Natural da Berlenga) ペニーシェ(Peniche)から約10 kmのところにあるベルレンガ諸島は、ほとんど人の手が加えられていない自然の聖域です。エステラス(Estelas)、ファリリョインス(Farilhões)、ベルレンガ(Berlenga)という3つの小さな島からなり、幅広い種類の下草が繁殖しています。その中には、その名がベルレンガ産であることを示すArmeria berlegensis(アルメリア属の植物)やHerniaria berlengiana(コゴメビユ属の植物)といった固有の植物も見られます。
ベルレンガ諸島は、多くの鳥類にとって、営巣地や渡りの途中の休憩場所となっています。最も多いのはカモメで、この地域一帯どこでも見られます。ツノメドリのような絶滅危惧種もいます。小さなペンギンのようにも見えるこの鳥は、ベルレンガ自然保護区のシンボルに使われています。この保護区には、985ヘクタールにおよぶ重要な海域も含まれており、非常に多様な生物が生息しています。
ベルレンガ諸島の中で一年中人が住んでいるのは、最も大きい島であるベルレンガ島のみです。それも灯台守や自然保護区の監視という欠かすことのできない仕事に必要な人員に限られ、外界から完全に隔絶された生活を送っています。5月から10月の間は、ペニーシェからの定期船が毎日運航されています。この定期船の時間に予定を合わせられない場合や、他の季節に島を訪れたい場合は、海の環境に問題なければ小型ボートを利用することができます。
ベルレンガ島には最高350人までしか上陸することができないので、時間に追われる毎日と都会の喧騒から離れて静かな時を過ごしたい人にとっては理想的な場所です。この島をよく知るためには、洞窟やサン・ジョアン・バプティスタ要塞へと続く遊歩道を歩いてみましょう。壮大な風景を眺めることのできるスポットが各所にあります。
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