15 Sept 2013
国立古美術館(Museu Nacional de Arte Antiga)におけるプラド美術館(Museu do Prado)作品の展示
リスボンの国立古美術館(Museu Nacional de Arte Antiga)では11月29日からスペインのプラド美術館(Museu do Prado)の作品約60点を展示いたします。
両美術館の間の協定により実現する、出展表題“プラド美術館におけるピントゥーラ・ド・ノルテ/北の絵画(A Pintura do Norte no Museu do Prado)”では、ルーベンス(Rubens)、ブリューゲル(Brueghel)、ロライン(Lorrain)の作品が展示されます。プラド美術館の作品がポルトガルにてこの規模で展示されるのは今回が初めてです。
今回の協定は、両美術館によるいくつものイニシアティブからなり、上記の展示以外にも、現在国立古美術館に収蔵されているオランダ人画家ヒエロニムス・ボッシュ(Hieronymus Bosch)の3枚画 “聖アントニウスの誘惑(Tentações de Santo Antão)”の融資などが挙げられます。そしてポルトガルの国立古美術館では、提供されることが非常に稀な、プラド美術館収蔵作品の中の傑作、アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer)の自画像が展示されることとなっています。
2016年に、プラド美術館では、ボッシュ死後500年を記念し、大規模な展示会が行われることが予定されています。
1884年に創設された国立古美術館では、ポルトガルの国宝に登録されているサン・ヴィセンテの祭壇画(Paineis de Sao Vicente)、べレンの聖体顕示台(Custodia de Belem)や南蛮屏風(Biombos Nanban)といったポルトガルの国家古代芸術にとって最重要といえる芸術のコレクションをご覧いただけます。