ジョアン・モレノ (João Moreno)
ジョアン・モレノにとっては、アレンテージョはボルバ [Borba] とヴィラ・ヴィソーザの間で過ごした子供のころの休暇を思い出させます。早朝の通りのオレンジの匂い、暑くなってきたときに冷たく感じる大理石の壁、祖母の家にあったレモンの木の下の影はその土地を訪れるといつもよみがえる記憶です。
マリオンのホストとして訪れることで、初めてこの地域に来たかのようにものを見ることができ、それによって新たに発見したアレンテージョの一面を最もよく表すものを探していました。光、鮮やかな色彩とと白いしっくい塗りの壁との間のコントラスト、田舎のコルク樫、村のレモンの木やたぐいまれな水平線などは、そこに住む人々の哀愁を帯びた精神を明白に具体化したものでした。
Évora
Estremoz
Vila Viçosa
Monsaraz
Elvas
Campo Maior
Arronches
Marvão
Castelo de Vide
ジョアン・モレノ (João Moreno)
1969年、ポルト [Porto] 生まれ、ブリュッセルで学び、1994年まで同地に暮らしてました。スケッチを描いたり、教師をしたり、レコードのターンテーブルの修理や、真空管アンプやトランジスタアンプを組み立てたりしています。現実と夢を表現したテキストや音楽を絵で表します。ほとんどの場合水彩絵の具と黒いペンを使用して描き、超現実的なひねりが加えられています。
http://joaomoreno-sketchbookstories.blogspot.pt
www.instagram.com/joaobmoreno