年末になると、ポルトガルはいつもと違う柔らかな光で包まれます。最も暖かい冬のヨーロッパの縁と呼ばれるのも当然です。12月から2月までの間、そこにはいつも心地よい冬の日差しと、穏やかな気候とそよ風があります。クリスマスタイムにビーチを歩いたり、美しい散歩道で午後を過ごすのも悪くないでしょう。

ただ街中に喜びと色をもたらす灯火で始まるクリスマスエンターテインメントとともに国全体が活気づきます。それだけではありませんよ。クリスマスキャロルが聞こえるなか、ケーキ屋のショーウィンドーはボロ－レイ（Bolo Rei）からフィリョーゼス(Filhoses）まで、季節の楽しみであふれます。そうそう、ラバナーダシュ（Rabanadas）（フレンチトースト）もお忘れなく。ポルトガルでのクリスマスは魅惑的です。

Óbidos Vila Natal, ©Câmara Municipal de Óbidos

そして最も魅惑的なのは、ポルトガルの北から南まで各地を活気づけるクリスマスマーケットとフェアでしょう。スイーツ、特産品、工芸品、そしてクリスマスギフトに至るまで、各イベントであらゆるものを見つけることができます。イベントには大抵はサンタクロースがいて、しばしば小人がいて、テーマごとに特色ある催し物があります。どんな家族にとっても忘れられない時が提供されています。

Aldeia Natal de Cabeça, ©Pedro Ribeiro

マーケットには、もう１つの明かりがあります。まさにポルトガル的なものです。それは、屋台であなたを歓迎する誠実な人々です。スイーツは愛を込めて作られ、笑顔で手渡されます。手土産は一生の宝物になり、サステナブルなものです。というのも、各地の工芸品はコルクや再生可能繊維といったポルトガル固有の材料で作られているからです。そして今年は、ポルトガルに大きなホリデーイベントが戻ってきます！

©Henrique Seruca/Visit Madeira