アヴェイロ (Aveiro) 観光
絶対のお勧め
- 小舟モリセイロに乗るリア(潟)巡りツアーに参加
- レンタサイクル"buga"で街中を観光
- 美味しい “オヴォシュ・モーレシュ (ovos moles) ”を味わう
- アール・ヌーボーの建築物巡り
- ジェズス修道院 (Convento de Jesus) で金箔の装飾を鑑賞
水の都アヴェイロ (Aveiro) を訪ねませんか
海とリア (ria) と呼ばれる潟に面したアヴェイロ は、運河が張り巡らされた街です。運河を行き交うのは、モリセイロという名のスリムでカラフルな小舟。もともとは藻や海藻を集めるために使われていましたが、現在はもっぱら観光用となっています。平坦な街なので、舟だけでなく、徒歩での見学もそれほど大変ではありません。サイクリングがお好きなら、アヴェイロ市議会が運営する無料レンタサイクル "bugas"の利用もおすすめです。
アヴェイロには、一見の価値あるアールヌーボー様式の建築物が多数あります。その多くは主要運河沿いに建っていますが、一部は人里離れたところや他の場所にあります。こうした建築物の場所は、観光案内所 (Posto de Turismo) で配布するガイドに掲載されています。また、この様式を専門に扱った博物館 (Museu) もあります。
ジェズス修道院 (Convento de Jesus) 内にある アヴェイロ博物館 (Museu de Aveiro) も必見です。ここでは、王女ジョアナの墓 (Mausoléu da Princesa Santa Joana) や、教会内を彩る金箔をあしらった木彫りの装飾を見学できます。このような装飾は、セニョール・ダス・バロッカス礼拝堂 (Capela do Senhor das Barrocas) にもたくさんあります。ミゼリコルディア教会 (Igreja da Misericórdia) にはあまり装飾はありませんが、その特徴ある入口は注目に値します。ポルトガルの現代建築に興味のある方は大学の建物もぜひご覧下さい。
この街の看板とも言えるのが、卵と砂糖で作られたスイーツです。 柔らかい卵という意味の“オヴォシュ・モーレシュ (ovos moles)" というお菓子で、木の樽や、さまざまな形をしたウエハースに包まれて売られています。でも、この郷土菓子を食べる前に、まずは海の幸で腹ごしらえをしましょう。貝や新鮮な魚のグリル焼やキャセロール料理、また、この地方の名物であるウナギのキャセロール料理やマリネをお試し下さい。
周辺情報
アヴェイロ近郊には、足を運ぶ価値のある場所がいくつかあります。潟をボートで渡ると、通過する塩田で真っ白な塩を目にすることができます。夏の間は、太陽の下で乾燥されているピラミッド状の塩の山が見られます。また、約15分もあれば、反対側のサン・ジャシント砂丘自然保護区 (Reserva Natural das Dunas de São Jacinto) に行くことができます。ここにはほぼ自然のままの浜辺があります。
自然よりも観光スポットに興味のある方は、南に向かい、ポルトガルで一番高い灯台のあるビーチ、プライア・ダ・バーラ (Praia da Barra) や、縞模様の“小屋 (palheiros) ”で知られるコスタ・ノヴァ (Costa Nova) に足を伸ばしてみましょう。近隣の町イリャヴォ(Ílhavo) は古くから漁業が盛んだった場所で、その伝統に関する詳細な記録は海洋博物館 (Museu Marítimo) に保存されています。