ポルトガル再訪の旅
サラマーゴ(Saramago)著「ポルトガルへの旅」をベースとして、サラマーゴゆかりの場所、風景、コミュニティ、自然・文化遺産を再訪しました。
12の旅程全てにわたり、作家ジョゼ・ルイシュ・ペイショート(José Luís Peixoto)は、5人の国際的な作家のホストの役割を引き受けました。Adriana Lisboa (ブラジル)、Ondjaki (アンゴラ)、Maaza Mengiste (EUA)、Laura Restrepo (スペイン) および Leila Slimani (フランス)。出版から40年後、彼らはともに原典を再解釈し、名勝に関する独自の言葉を紡ぎだすことで、ポルトガル文学に登場する風景を紹介します。
「見たことのないことを見、既に見てきたことを再び見、夏に見たことを春に見、夜に見たことを昼に見ることが必要です・・・先人の歩んできた道筋に戻り、足跡をたどり、新しい道程を描くことが必要です。」
この読みものを招待状として受け取り、一年のうちいつかこの国を訪れ、旅して回りませんか。詳細情報は、www.journeytoportugalrevisited.com をご覧ください。
ブラガンサ(Bragança)
ブラガンサではリオ・ドゥ・オノール(Rio de Onor)と呼ばれる村域があるのをご存じでしたか?ポルトガル人とスペイン人が農作業を共にし、独自の方言であるリオノレシュ(Rionorês)語を話していることをご存じでしたか?ブラガンサに足を伸ばし、ジョゼ・ルイシュ・ペイショートの現代的な視点を通じてこの国境にある街の慣習と伝統を再発見しませんか?
コインブラ(Coimbra)
黒装束の学生、セレナーデ、印象的なバロック様式の図書館があるこの街は、アドリアナ・リスボン(Adriana Lisboa)とジョゼ・ルイシュ・ペイショート(José Luís Peixoto)を迎え入れました。彼らは、かつてジョゼ・サラマーゴが訪れた場所を再解釈し、様々なアクセントがあるポルトガルの言葉の力を実感しました。このポルトガル再訪の旅でコインブラに出会いませんか。.
グアルダ(Guarda)、ピニェル(Pinhel)、そしてシダデリェ(Cidadelhe)
あなたが今すぐにでも金と銀で刺繍された象徴的なシダデリェのパリウムを鑑賞できるとしたらどうでしょう?リノベートされたファイア展望台(ミラドウロ・ダ・ファイア、Miradouro da Faia)のガラス床に踏み出せるとしたらどうでしょう。グアルダ大聖堂(Catedral da Guarda)の塔まで登れるとしたらどうでしょう?サラマーゴの本に着想を得、ジョゼ・ルイシュ・ペイショートによって再解釈されたこのポルトガルの旅の途上で地域の自然の宝、文化と遺産を発見しませんか。
トマール(Tomar)とコンスタンシア(Constância)
トマールのテンプラーシティに足を伸ばし、さらに少し離れたヴィラ・ノヴァ・ダ・バルキーニャ(Vila Nova da Barquinha)へ行き、カステオ・ジ・アウムーロウ(アウムーロウ城、Castelo de Almourol)を賞賛し、コンスタンシアの詩的な村に向かいましょう。このポルトガル再訪の旅では、ジョゼ・ルイシュ・ペイショートがノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴゆかりの場所を通りながら、ありきたりでないルートに沿ってこの国を旅します。
マフラ(Mafra)
ジョゼ・ルイシュ・ペイショート(José Luís Peixoto)やロウラ・レストレーポ(Laura Restrepo)の先導のもと、ポルトガル再訪の旅は、マフラの街を通ってユネスコ世界遺産に認定されたレアル・エディフィシオ(Real Edifício)を訪れ、ジャルディム・ド・セルコ(Jardim do Cerco)やタパダ・ナシオナル・ドゥ・マフラ(Tapada Nacional de Mafra)の多様な動植物の生態を知りました。かつてジョゼ・サラマーゴ(José Saramago)が訪れたこともあるエリセイラ(Ericeira)に立ち寄る時間もあり、世界的に有名なサーフィン保護地と波を眺めながら思索にふける機会にもなりました。.
ストゥバウ(Setúbal)
緑の地球と青い海の狭間に:これがボカジェ(Bocage)やルイシュ・トーディ(Luís Todi)のような個性的な新文化人の生まれ故郷であるストゥバウの語られ方です。アラビーダ(Arrábida)自然公園とサド(Sado)河口、招き寄せるビーチ、そして歴史的・文化的財産の豊かさを考えるに、この街はサラマーゴの作品と旅になくてはならない立ち寄るべき場所だったことでしょう。
エヴォラ(Évora)とモンテモール・オ・ノボ(Montemor-o-Novo)
この国にある最古の公立図書館を訪問し、初期の活版印刷で印刷された本に囲まれて立つ準備はできていますか?
この旅に倣って、独特の巨岩でできたモニュメントであるアルメンドレス・クロムレック(Cromeleque dos Almendres)の圧倒的スケールを感じてみませんか?モンテモール・オ・ノボにある聖母の訪問教会(エルミーダ・ドゥ・ノッサ・セニョーラ・ダ・ヴィジタサオン、Ermida de Nossa Senhora da Visitação)にこだまするアフリカ人作家Ondjakiの魅惑の笛の音について行きませんか?
ジョゼ・ルイシュ・ペイショートのガイドのもと、もう1度アレンテージョの風景について詳しく知るにはよい時間です。.
ベージャ(Beja)
ポルトガル再訪の旅 は、「アレンテージョの偉大で情熱的な土地」を通って続き、今回ベージャに立ち寄るべき場所があります。ローマ人の パックス・ユリア(Pax Julia) には、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの名をとった最初の公共図書館、街の通りにある芸術作品、そして多くの考古学的遺物があります。作家ジョゼ・ルイシュ・ペイショートは、かつてサラマーゴが訪問したこの地域の自然、文化、遺産に対して現代的な視点をもって戻ってきました。.
アルコルチン(Alcoutim)
アルコルチンには、美食の香りが漂い、自然を最大限に活用した伝統の漁をする川岸のコミュニティがあります。グアディアナ川に捧げられたアルガルヴェのこの街には、その水(川のビーチからスペインに渡るボートまで)と地域の物質的、非物質的な遺産を保存する人々の歴史がしみ込んでいます。
ラゴス(Lagos)
15世紀に航海士ジル・エアネシュ(Gil Eanes)がボジャドール岬(Cabo Bojador)に向けてここから旅立ってから何百年もの歴史をもつこの街、ラゴスは、広大な海浜エリアから魚やシーフードなどの新鮮な食べ物に至るまで、海にまつわるストーリーを語っています。歴史の中心にある通りでは、ドアや窓にある都会的な壁画芸術や石細工に驚かされます。アルガルヴェの最も賞賛されるエリアの1つに現れた新しいクリエイティブの中心にも訪れてください。