初めてこの町を散策すると、海につながっていること、そしてカスカイスの住人のリラックスした雰囲気を感じることでしょう。19世紀と20世紀の邸宅は現在文化とレジャーが生まれる場所になっており、この町の歴史について詳しく知ることができます。その中には、カストロ・ギマラインス伯博物館 (Museu dos Condes de Castro Guimarães)、カーザ・デ・サンタ・マリア (Casa de Santa Maria)、サンタ・マリア灯台 (Farol de Santa Marta)、そしてカルロス王 – 海洋博物館 (Museu do Mar – Rei D. Carlos) があります。海洋博物館の近くにはポーラ・レゴ美術館 (Casa das Histórias de Paula Rego) があります。これは非常に奇妙なデザインの現代的な建物で、是非足を運んでください。このポルトガル人芸術家の数多くの作品を展示しています。
海を臨む、最も標高の高い場所には、要塞宮殿 (Palácio da Cidadela) があります。カスカイス総督の旧邸宅で、ルイス国王がその住宅に選んだ建物です。現在はポルトガル共和国の国家主席の権限下にあります。海に面した方向には、カスカイス・マリーナが見えます。
海岸沿いを進むと、オエイラスに出ます。ここのハイライトはポルトガルの詩人たちに捧げられた詩人の公園 (Parque dos Poetas)、オエイラスで初めての伯爵であったポンバル公爵の館の庭園 (Jardins do Palácio Marquês de Pombal) 、および文化とレクリエーションの施設となっているバルカレナ火薬工場 (Fábrica da Pólvora de Barcarena) です。
ここからパソ・デ・アルコス (Paço de Arcos) までの4kmは、遊歩道に沿って歩くことができます。爽快な散歩になります。
リスボンに近いダフンド (Dafundo)では、ヴァスコ・ダ・ガマ水族館 (Aquário Vasco da Gama) でD. カルロス国王の海のコレクションを見ることができます。1898年に設立され、世界初の施設の1つになっています。また、アルジェス (Algés) ではマヌエル・デ・ブリト・アートセンター (Centro de Artes Manuel de Brito) がポルトガルの現代美術に特化した個人所蔵のコレクションを展示しています。