ポルトガルは、ヴィンディマ（vindima）体験

地元民になって、ブドウ収穫に参加しましょう！

他では味わえない生の体験を求めている場合、最もオーセンティックな方法が可能です。地元民のように、またあなたがワイン愛好家でしたら、バケットリストにポルトガルのヴィンディマ（ブドウ収穫）体験を追加することをお勧めします。

Harvest in Douro @José Sarmento Matos/Vallado&WineFest

ポルトガルはワインの伝統が色濃く残る国であり、そのワインの優れた品質は世界中で知られており、国際コンクールで数多くの賞と栄誉を勝ち取っています。ワインについて深く理解するには、生産される地域に訪問することほどよいことはありません。ワインは、風景、遺産、文化、人々の良さを理解するにはよいきっかけにもなります。

収穫の時－それは農家にとっても、観光客にとっても、ポルトガルのワイン生産地域の待ちに待った瞬間です。ポルトガルの最古のワインにまつわる行事の1つで、まさに最も正真正銘の伝統的な行事の1つです。

Harvest in Douro region @João Ferrand/Coleção Instituto dos Vinhos do Douro e Porto

収穫のその日は、天候、ブドウの品種、ブドウ園の場所、温度、湿度などによって毎年決められますが、通常9月と10月にあります。特別な収穫プログラムがある数軒のワイナリーがあり、そこでは地元民とともに収穫に参加し、ブドウを踏みつけてワイン作りを手伝えます。いくつかのワイナリーでは、あなたの労働の果実を家に持ち帰ることまでできます。あなたが作ったワインボトルをご友人とシェアすることを想像してみてください。

Alentejo vineyards @ João Silva/Quetzal/Turismo do Alentejo

ブドウの収穫はポルトガル全土でありますが、収穫作業に参加するのに最適な場所はドウロ渓谷です。世界で最も古い区画されたワイン地域として、またUNESCO世界遺産として、ドウロ渓谷の風景は、収穫の時期にはより一層印象深く映ることでしょう。台地は赤と紫に変わり、風景は緑、赤そして茶色の衣をまといます。心地よい程度に暖かい天候のもとで本当に魅惑的な場所になります。

Douro Valley @Turismo do Porto e Norte

収穫の儀式はブドウの手摘みから始まります。それが特別で他では味わえない理由です。ブドウは手摘みされ、摘み手の一団はバスケットを一杯にし、背中に担いで運びます。ブドウは、ラゲレスと呼ばれる大きな石造りのタンクに投入され、労働者の一団がこぞって踏み、潰し、果皮からあふれる液体を絞りだします。収穫は祝いの行事であり、この作業は歌に合わせてリズムを刻む人の音に合わせて続きます。作業する人は、互いに支え合いながら動きを合わせて独特のやり方で踏みつけます。ワインができたら、濾過され、地元の酒精で強化され、木製の樽で熟成されます。熟成の期間はワインによって変わります。

Harvest in Alentejo @José Sarmento Matos/Herdade do Esporão